目の下のクマと言っても、その原因は、様々なものがあり、決して一つではありません。例えば、皮膚の色が原因だったり、頬の前の部分の脂肪がなくなってきたことだったり、下瞼に脂肪が飛び出してきたものだったりします。それらの中でも、下瞼に飛び出してきた脂肪については、皮膚を切開せずに、改善させることができます。
30代半ばのモニターさんですが、下まぶたの脂肪の出っ張りが原因の、クマです。経結膜眼窩脂肪除去という手術を、行いました。
こちらは、30歳代前半のモニターさんです。同じく、経結膜眼窩脂肪除去を行っています。術後の写真は、術後10日目のものです。
経結膜書房除去法の「経結膜」とは、瞼の裏側からの手術と言う意味です。手術方法としては、瞼の裏側からの切開で、下瞼の前に飛び出した脂肪を取り除きます。皮膚の表面に傷がないので、当日から軽い化粧や洗願は可能です。腫れはほとんどありません。実際には腫れているのですが、取り除いた脂肪の体積と同じくらいの腫れですので、手術直後は、手術の効果がないように見える程度で、腫れで膨らんでいるということはありません。したがって、この腫れがなくなっていくに従って、効果が出現してきます。効果を感じ始めるのは、術後約1週間経過してからになります。それまでは、手術を受けたのに効果がないような印象です。しかし、急に下瞼の状態が変化するよりも、1週間ほどかけてジワジワと効果が出てくるほうが、周囲に気付かれずに、自然に変化していくということができます。
この手術法は、瞼の裏側から脂肪を取りますので、表面には一切傷が付きません。このことは、すぐにでもお化粧や洗顔が可能だと言うことです。また、この方法だと、腫れもほとんどなく、翌日の仕事にも、ほぼ差し支えありません。こういった理由で、発明されてから約30年間、世界中でこの手術が支持されているのです。
こちらのモニターさんたちは、年齢からすると、脂肪の摘出だけで、皮膚を切除しなくても、クマは改善する年代ですので、この方法が有効でした。個人差はありますが、これが40歳台になると、皮膚も切除しなけらばならない場合が増加します。そうしないと、風船の中身を抜いたのと同じような状態となり、皮膚が垂れ下がって、クマが強調されてしまうからです。また、50歳代以上だと、皮膚のすぐ下にある、眼輪筋も切除と吊り上げが必要になってきます。
皮膚の切除や、眼輪筋の吊り上げが必要かどうかというのは、一定の目安があるものの、診察してみないと、どうしてもわかりません。と、言うのは、皮膚の柔らかさや弾力性は、写真だけからではどうしてもわからないからです。当然、20歳代の患者さんであっても、弾力性のない皮膚の場合には、このような、脂肪の摘出だけでは、クマは改善せず、逆に強調されてしまうことがあります。
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