受け口手術~顔面全体に及ぶ美容効果 5

咬合模型は、いわゆる「歯型」と呼ばれるもので、受け口の手術以外にも、義歯の作成やインプラント手術の前にも作成することがあります。

受け口の手術は下顎の骨の手術なのですが、この咬合模型は、上顎を含む、口腔内にある歯牙のすべてを網羅するように作成されます。そして、この模型は咬合器という器具に取り付けられます。咬合器とは、模型を取り付けることで、人間のかみ合わせを再現する器具です。咬合器に取り付けられた模型は、手術時の予定を考慮して4番目の歯の部分で切断され、一度、術後の歯並びの完成状態を、再現します。その際には、歯を噛み合せたときに、きちんと噛めているかどうかを検討し、手術で前歯をどれくらい動かべきなのかを検討します。この作業で、目的に合致した状態になるまで、移動距離や方向を再現していくのです。その後、この模型を利用して、手術の時に使用する「スプリント」というものを作成します。これは手術中、下顎の骨を動かした後、骨を固定する前に上の歯にはめ込んで下顎と噛み合せ、予定の位置に対してできるだけ正確に下顎の骨を固定するために使用します。