受け口手術~顔面全体に及ぶ美容効果 4

手術そのものに関する術前検査は、顎のレントゲン検査と咬合模型の作成があります。これらはどちらも歯科にて行います。

顎のレントゲン撮影は、顎の骨の形態と歯の状態、特に歯根の状態を検査します。方法としては、パノラマ撮影や、CTスキャンを使用します。下顎の骨の中には、下顎神経と言って、エラの上方の内側から顎の骨の中に入る神経があります。この下顎神経は、骨の中で枝分かれしながら、5番目の歯の下にあるオトガイ神経孔という穴から出て、オトガイ神経となります。これは、下唇に向って伸びている感覚神経です。顎のレントゲン撮影は、主にこのオトガイ神経孔の位置と、歯根(歯の中で歯肉や骨に隠れている部分)の位置との関係を、術前に前もって観察しておくために行います。これによって、4番目の歯以外の歯根を傷つけて、歯が抜けてしまうのを防止し、オトガイ神経の切断による唇の麻痺を防ぐ助けとするのです。