ふくらはぎ

30歳代半ばのモニターさんです。ボトックスを100単位使用しています。
効果の持続は、最長で5年間を観察済みですが、ライフスタイルによって大きく影響され、最短で1年を過ぎたころから次第に再発を始める方もいます。ふくらはぎが太くなった原因が取り除かれていれば、長期間の効果の持続が望めます。

ふくらはぎの、内側の力こぶにボトックスを注射しています。
 

ふくらはぎボトックス15万円

ふくらはぎの周径にはあまり大きな効果を望めませんが、実寸以上に見た目がほっそりします。ただし、筋肉質のふくらはぎに限ります。太さの主原因が脂肪の場合には、効果が望めません。したがって、脂肪が太さの主原因の方は、まず、脂肪吸引や脂肪溶解注射で脂肪層を薄くすることです。その後、もっと細くしたい場合に、ボトックスの治療を受けるといいでしょう。そして逆もまた然りで、ボトックスでの治療を受けておいて、脂肪吸引や脂肪溶解注射でさらに細くするというのも、いいでしょう。では、できるだけ細くしたい場合、どちらを先にするほうが良いかということになりますが、先にボトックスです。ボトックスを注射して、筋肉を細くしておいたほうが、脂肪層が厚くなり、脂肪吸引や脂肪溶解注射の効果が高くなります。それは、トイレットペーパーが同じだけ巻かれてても、芯が細い方が、分厚くなるのと同じです。そして、ふくらはぎに関しては、脂肪層がある程度厚い方が、脂肪吸引でも脂肪溶解注射でも、効果が大きく出ます。

通常、ボトックスを注射するのは、ふくらはぎの内側の筋肉に対してです。この部分は、ある程度力が入らなくなっても、日常生活にあまり支障のない筋肉だからです。ただし、通常の状態で、この部分に力を入れて歩いたり、何らかの原因でこの部分の筋肉に負荷が多くかかるような生活習慣がある場合には、脚がだるい・疲れやすい、階段を降りるときに違和感がある・降りにくい、などの症状が出ることがあります。しかしながら、ほぼ全ての患者さんで、これらの症状は3週間くらいで軽快します。ボトックスの筋肉を麻痺させる効果が1か月以上続くことを考えると、ボトックスを注射した筋肉とは別の筋肉が、麻痺させた部分を代償(補うこと)しているためだと思われます。つまり、ボトックスを注射した筋肉以外の筋肉を使って、日常生活を送れるようになるということです。