受け口の手術と同時に、顎を短くして後ろに移動2

受け口の手術や、エラの手術などは、当院では基本的に全身麻酔で行います。全身麻酔を使用する理由はいくつかあります。受け口の手術の場合には、切開は口の中の粘膜の部分になります。そして、そこから骨に到達して、下あごの骨を切除したり移動させたりします。手術に際しての出血量は多くはないのですが、骨を切る操作を伴うため、それに際しての振動や音など、精神衛生上よくないことも多い手術になります。

歯科医院にて、虫歯で歯を削る処置を受けたことのある方は多いと思います。最近の歯科医院は、麻酔の注射などもできるだけ痛くないように工夫され、比較的快適に治療を受けることができるようになってきています。しかし、あの、モーターが回る時の高周波音と、歯を削る時の細かい振動の感覚など、どうしても、不快な感じが全くなくなるというものではないと思います。受け口の手術の際には、歯そのものではなく、そのより奥深いところの骨と言うことになるため、これらの感覚はもっと大きなものとなります。また、この手術で全身麻酔を使用する理由は、上記の精神衛生上のこと以外に、手術操作そのものの特性と、注射による局所麻酔では、麻酔を十分に効かせることができないということもあります。