首の横しわ1

30歳代半ばですが、首の横向きのしわの改善を希望して、WPRPFを受けたモニターさんです。元々のしわ自体は、そんなに深くなく、むしろ浅くて気にならないくらいなのですが、首の動きに応じて深くなるため、治療対象となりました。

この、首の動きに応じた首の横じわですが、WPRPF以外には、ボトックスで治療することも可能です。しかしながら、ボトックスの場合には、その効果が約4カ月と短く、しかも、多くの単位数の注射が必要になります。多くの単位数の注射ということは、その分、費用もかさむということです。
WPRPFは、皮膚そのものの厚みを厚くすることができます。特に、真皮への効果が強いと言えます。このような働きは、ヒアルロン酸も、真皮の中に注射すれば、同じ働きになります。しかし、ヒアルロン酸の場合には、あくまでも、注射したヒアルロン酸の体積によって、皮膚を盛り上げます。したがって、ヒアルロン酸の場合には、どうしてもその硬さが真皮とは微妙に違うため、首の動きによっては、ネックレス状の線が出てしまいます。
それに対して、WPRPFの場合には、真皮そのものが厚みを増すことになります。したがって、硬さは周囲の真皮と同じで、馴染みが良いため、ネックレス状の線が出ることは、非常に稀なことです。そのため、このような、動きによって深くなるような、比較的浅いしわであっても、その治療対象とできるのです。

ネックレス状に入った、首の横向きのしわを浅くということで、WPRPFを受けた、30歳代半ばのモニターさんです。 最近、このようなしわを気にして、受診される患者さんが増えています。このような首のしわには、現在の所、WPRPFが一番良いと思われます。

WPRPFを開始するまでは、当院では、このようなシワに対しては、ヒアルロン酸の注入で対応していました。ヒアルロン酸を皮内に注射して、皮膚の厚みを盛り上げて、シワを浅くしていたということです。WPRPFとは違い、ヒアルロン酸の注射には即効性がありますので、その点では、ヒアルロン酸のほうが優れています。しかし、このヒアルロン酸を使用する方法は、しわの奥の、薄くなった皮膚に、極細の針で、正確に線状にヒアルロン酸を注入することが必要です。しかも、注入時には、麻酔クリームを併用しても、かなりの痛みを伴う方法でした。さらに、どんなに柔らかいヒアルロン酸製品を選択しても、皮膚の弾力性と柔らかさを再現することは不可能です。したがって、首をひねったり、横に動かしたときには、注入したヒアルロン酸が浮き出る傾向があり、その分、やはり控えめな治療になっていました。
それに対して、ヒアルロン酸ではなく、WPRPFを使用すると、即効性には欠けますが、このような、注入したものが浮き出るという心配がありません。WPRPFは、自分の皮膚そのものを再生させ、この場合は、厚みをもたせる技術です。ヒアルロン酸などの外来の物質でしわを盛り上げる方法とは違い、皮膚の柔らかさや弾力性をそのまま再現した状態で、皮膚を盛り上げることができます。つまり、WPRPFの場合には、線状に薄くなった部分の、皮膚の厚みを回復させて、シワを治療するわけです。そのことで、首をどの方向に曲げても、またどの方向にひねっても、しわに注射したところが浮き出たりすることなく、自然な状態になるのです。

限定解除要件
副作用・合併症:成分に対するアレルギー(非常に稀)
費用:8万円