ほうれい線

40歳代後半の、男性のモニターさんです。男性の場合は、化粧をしないことと、髪の毛が短いことから、フェイスリフトなどの切開を伴う手術は、そのダウンタイムの長さから、なかなか受けることができないのが現状です。また、そんな事情から、より細部にわたってナチュラルな仕上がりが求められます。

WPRPFにて処置をすると、ヒアルロン酸とは違い、即効性はないものの、効果は徐々に発現し、仕上がりは、かなりナチュラルになります。逆に、急に変化しないところが、男性の方にも受け入れられる理由でもあります。
WPRPFの効果は、2週間目から徐々に出てきて、約2カ月かけて完成の域に達します。術後の当日の3~4時間の間は、どうしても少しむくんだ感じはしますが、翌日にはそのむくみも目立ちません。特にホウレイ線の場合は、当日のむくみもあまり感じることはないでしょう。写真はそれぞれ、術前・術後1カ月・術後3ヶ月の状態です。

WPRPFの効果は、どのくらいの期間、続くのかという質問をよく受けます。  

自分自身で、顔面の片方だけに施行した結果、個人差はあるでしょうが、一生、効果が持続すると思っています。このモニターさんは、もっと効果が続いていくかも知れません。なぜなら、2カ月くらいは効果が増強していくWPRPFなのですが、ご覧のように、約半年目の写真上でも、2ヶ月目以上に効果が強く出ています。ただし、効果が持続すると言っても、年齢による変化というのは、どうしても出てきます。そういった意味で、効果は永久ですとは言えないものの、処置を受けて、それに加齢性の変化が出るのと、元の状態に戻るというのとは、違いがあります。つまり、処置で5年前の状態に戻ったなら、5年後には、処置前と同じ状態になります。しかし、処置を受けていなかった場合には、5年後は5年後の状態で、今よりもシワは深くなっているということです。
それに対して、ヒアルロン酸などのフィラーは、吸収されてその部分からなくなってしまうため、効果の持続というのは、1年くらいとなります。つまり、5年前の状態になったとしても、1年くらいで、1年後の状態になってしまうということです。

「お金と時間ならいくらでもあります。だから、できるだけ若返らせてください。」と言ってくれる患者さんは、そんなに多くありません。やはり皆さんの大多数が、限られた予算やダウンタイムで、最大限の効果を希望します。したがって、「どこのシワを取れば、全体的に見て一番若返り効果があるか」「どこのたるみを取れば、全体的に見て一番若返るか」ということを、よく見極める必要があります。
その際、一度気になった場所に鏡を近づけて見るのではなく、姿見など、大きな鏡で、少し鏡から離れた所から、顔全体を見るほうが有効です。そうすると、自分の顔の中で、どこのシワを取ればいいかが、客観的によく分かります。それでもわからない場合には、クリニックを受診した際に、担当医に予算やダウンタイムの希望を正直に伝えて、提案してもらいましょう。

限定解除要件
副作用・合併症:成分に対するアレルギー(非常に稀)
費用:8万円